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LCP繊維補強導体「ウエイトバランス式仮設用エレベーターケーブル」WB-CVCT-HS

2022年04月01日

近年、建造物の高層化に伴い、工事現場で使用される仮設用エレベーターケーブルに対しては、より高い耐久性、安全性が求められており、この要望に応えるため耐張力・耐しごき性を向上させたケーブルを開発致しました。

導体補強材として従来品に使用されるアラミド繊維の約1.2倍の破断強度を有するLCP(Liquid Crystal Polymer)繊維を使用することで、耐張力性を向上させました。
ビルや高速道路などの建設現場で利用される仮設用エレベーターへの使用に適しており、複合ケーブルとしてカスタマイズすることも可能です。

 

構造図

 

1.導体にLCP繊維を挿入

⇒BP-2PNCT(アラミド繊維を使用したケーブル)よりも耐張力が大幅に向上!
・アラミド繊維の1.2倍の引張強度のLCP繊維を挿入
・挿入面積が拡大できる導体より形状を採用
⇒BP-2PNCTに比べ、細径化、軽量化を実現

 

2.絶縁体に架橋ポリエチレン使用

⇒BP-2PNCTに比べ、耐熱性が10℃上がり
(定格90℃)、許容電流値が大きくとれます

 

3.シースに高活性塩化ビニル使用

⇒耐摩耗性が向上
⇒滑車でしごかれてもケーブルが蛇行し難くなっています

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